結石
痛みを伴い、感染症にも注意が必要となりますが、
結石を破砕して取り除く新技術が次々に生まれています。
| ヘルスチェック こんな症状に注意! ・右上腹部が痛みますか? ・みずおちが痛みますか? ・脂っこいものを食べて耐えがたいような痛みがでますか? ・黄色の液を吐き出しましたか? ・皮膚が黄色ですか? ・高熱が出ましたか? ・背中・腰が痛みますか? ・血尿が出ますか? ・排尿に異常がありますか? |
| どんな病気ですか? 化学成分が固まったもの からだの中で化学成分が固まって”石”となったものを結石といいます。結石ができると、石自体が粘膜を 刺激したりして痛みを起こすほか、からだの中の分泌物が通り道をふさがれた状態になるため、さまざまな 悪い影響が出てきます。 結石の出来やすい場所は胆道と尿路で、それぞれ「胆石症」「尿路結石」とよばれています。 胆石症は検査をすると成人100人のうち5人の割合で見つかります。ただし、結石が見つかっても、 症状はまったくない人もいます。中年以上の太った人に多く、女性患者が男性患者の約2倍です。 一方、尿路結石は約20人に1人が、一生のうちいずれかの時期に一度はかかるといわれています。 男性患者のほが多く、女性患者の約2、4倍です。 からだの中にできる石は、胆石、尿路結石のほかにもいろいろあります。たとえば、耳の中にできる 真珠腫、唾液管や唾液腺の中にできる唾石、胃にできる胃石などがあります。 |
| 種類と原因 食生活と深い関係 ・胆石症 胆石症は胆道内で胆汁が固まって石ができたものです。胆汁は肝臓でつくられる消化酵素などを 含む液体で、胆管とよばれる管を通って、十二指腸へと注がれていきます。胆管の途中には、胆のうと よばれる胆汁の貯蔵庫があり、胆のう管でつながれています。胆道は胆管、胆のう、胆のう管を 総称した言葉です。 胆石はその主成分によって、コレステロール胆石とビリルビン胆石に分けることができます。 かつて日本人にはコレステロール胆石はほとんどみられませんでしたが、食生活の欧米化によって コレステロール胆石が増え、今では胆石症の大半を占めるようになりました。 胆汁はコレステロール、胆汁酸、リン脂質からできていますが、コレステロールの多い食事を続けて いると、余分なコレステロールが結晶化して、だんだん大きくなっていきます。 これがコレステロール胆石です。 また、胆石はそのできる位置によって、胆のう胆石、肝内胆石、胆管胆石に分けられています。 胆のう胆石は胆石全体の8割以上を占めていて、ほとんどがコレステロール胆石です。 一方、肝内胆石と胆管胆石は、比較的ビリルビン胆石が多くなっています。 ・尿路結石 腎臓内に結石があるものを腎結石、尿管にあるものを尿路結石、膀胱にあるものを膀胱結石といい、 これらを総称して尿路結石といいます。尿路結石はカルシウム化合物が一番多く、ほかにマグネシウム 化合物、尿酸などが主成分となったものがあります。 原因ははっきりわかっていませんが、近親者に患者がいる場合、尿路結石になりやすく、また再発率も 高くなっていることから、遺伝も関係しているのではないかと考えられています。また、乳製品、 緑黄色野菜、肉類などの食べすぎが、関係している可能性があります。 乳製品はカルシウムを多く含むため、結石の主成分であるカルシウム化合物の材料となるからです。 また緑黄色野菜はシュウ酸を多く含みますが、シュウ酸はカルシウムと結びついて、 シュウ酸カルシウムという尿路結石では最も多いカルシウム化合物となる性質があります。 肉類はからだの中で消化・吸収された後、一部が分解されて尿酸になります。尿酸はふつう血液に 溶けますが、一定量を超えると溶けなくなり、結晶として関節や腎臓にたまります。 これにより引き起こされるのが痛風ですが、痛風が進行すると尿路結石になる場合があります。 一方、尿路結石は地域的なかたよりがあることもわかっています。日本では、瀬戸内海を中心とする 西南日本に発生率が高く、北海道は低くなっています。世界的にも多発地帯があることから、 気候や水質などとの関係もとりざたされていますが、まだはっきりしていません。 また、ごく一部のケースですが、カルシウム代謝異常、システム代謝異常、シュウ酸代謝異常など 代謝異常が原因となっているものがあります。 |
| 症状 激しい痛みが共通 ・胆石症の場合 みずおちから右上腹部にかけて激痛が突然発作のように襲います。これをせん痛発作といいます。 痛みは数時間からそれ以上続くますが、たいていは1日以内に治まります。人によっては、さほど激しい 痛みを感じないこともありますが、その場合でも右上腹部に鈍い痛みがあったり、突っ張った感じが したりします。 痛みの発作は、脂肪分の多いてんぷらなどの夕食を食べた数時間後、ちょうど眠り始めるころに 起こることがよくあります。脂肪分を消化するため、胆汁を出そうと胆のうが働きだし、胆石が急に動いて 胆道を刺激するからです。 痛みの発作とともに、悪寒がしたり震えがきたり、黄色い液を吐いたりすることがあります。 胆のうや胆管に感染症を合併すると、40℃近くの高熱が出ます。 また、胆石が胆道をふさぐと、胆汁が肝臓内に逆流して血液中に入り込み、全身が黄色くなる黄疸が 起こります。胆汁にビリルビンとよばれる黄色の色素が含まれれいるためです。 ・尿路結石の場合 腎結石の場合は、背中、腰、わき腹などに痛みを感じます。からだを動かすと、痛みが出たり、 痛みが増したりすることもあります。同時に血尿がみられます。 尿路結石は腎臓で出来た結石が流れ落ちて尿管の途中でひっかかった状態です。 尿管には狭くなっているところが2ヶ所あり、ここにひっかかると痛みます。この痛みは人間が経験する 痛みの中でも最強の部類に属します。腰、わき腹、下腹部、外陰部などが痛み、やはり血尿がみられます。 結石が尿管の下のほうに落ちてくると、頻尿、残尿感などが出てきます。 膀胱結石は尿管結石がさらに落下してきたものと、はじめから膀胱内でできたものとがあります。 排尿痛、残尿感、血尿など膀胱炎と同じような症状です。結石が膀胱頸部をふさぐと、排尿困難に なったり、排尿のとき尿が途切れたりすることもあります。 |
| 検診 超音波、X線撮影など ・胆石症 まず腹部の超音波検査を行います。胆石があるかないか、胆のうが変形していないか、胆管が拡張 していないかなどを調べることができます。 胆石の種類、大きさ、形などを確認するためには、造影剤を使ったX線検査を行います。 血液検査、肝機能検査、尿検査なども実施し、総合的な見地から治療方針を決めます。 ・尿路結石 腎膀胱部のX線撮影で結石の有無を確認するほか、結石が認められた場合には、尿の流れが どの程度阻害されているかを調べます。 |
| 胆石症の治療 新しい治療法が登場 胆石症の場合は、激しい痛みのせん痛発作を伴うことが多いので、鎮痛剤、鎮痙剤で痛みを取り除きます。 また、胆石があるとしばしば細菌感染を起こし、高熱がでる胆のう炎を併発します。この治療には 抗生物質が使われています。 胆石症でせん痛、発熱、黄疸の3つがみられた場合には、外科手術で開腹し、石を取り出すことを 考えなければいけません。以前はほとんどこうした手術を行っていましたが、最近はさまざまな新しい 治療法も開発されてきました。 ・胆石溶解療法 痛み等が比較的軽く、直径15mm以下の小さなコレステロール胆石の場合は、胆汁酸製剤を内服 するか、溶解液を胆道に直接注入する胆石溶解療法を行うことができます。石が消滅するまで1年以上 かかり、再発するケースもありますが、ほかの治療方法と併用することで、効果が期待できます。 また、体力などの理由で手術が難しい場合にも適した方法です。 ・体外衝撃波胆石破砕法 自然界で発生する衝撃波で知られているのが、雷によるものです。雷によって大木がなぎ倒されたり、 建物が吹き飛ばされたりするのは、雷とともに衝撃波が発生するからです。雷から離れた位置にいると、 衝撃波は雷鳴として聞こえます。衝撃波を利用して結石を粉々に砕いてしまうのがこの方法です。 胆石溶解療法と併用し、砕いた石を体外に排出させます。この治療法を使うには、石の直径が2cm以下で、 個数は3個以下など、いくつかの条件があります。また結石のある場所によっては、臓器を傷つける おそれがあるため、この治療法は使えません。 ・腹腔鏡下胆のう摘出術 胆石の入った胆のうをそのまま取り去ってしまう方法です。おなかに小さな穴を数ヶ所あけ、 その穴から内視鏡を通し、画像を見ながら、別の穴から入れた器具で胆のうを取ります。 開腹手術に比べておなかの傷が小さいので、入院期間も短くてすみますが、肝硬変のある人、妊娠、 ひどく太っている人などには、この治療法は使えません。 ・内視鏡的乳頭括約筋切開術 胆管の中で最も太い総胆管に結石がある場合は、口から十二指腸まで内視鏡を入れて、総胆管と 十二指腸のつなぎ目にあたる乳頭括約筋とよばれる部分を切開して広げ、結石を取り出します。 内視鏡はハスの切り口のようにいくつか穴が開いています。この穴からカメラや光ファイバーを通したり、 ナイフなどの器具を先端まで送り込むことができます。そのため、モニター画像を見ながら操作できる ようになっています。 ・経皮経肝的胆石除去法 胆石のある胆のうや肝臓内部の胆管に、体外から皮膚や肝臓を経由してチューブを送り込み、 それを利用して胆道鏡を入れて石を取り除く方法です。大きな石や胆管にはまり込んでいる石の場合は、 レーザー、高圧水流、高周波電流などを用いて破砕します。 |
| ワンポイントアドバイス 寝たきりの人は尿路結石に要注意 長期間寝たきりになると、骨代謝に問題が生じます。骨はつねにつくられ、つねに溶けているものですが、 寝たきり状態が続くと、骨がつくられるペースよりも、骨が溶けてなくなるペースのほうが上回ってしまいます。 すると、尿の中に骨の成分であるカルシウムがたくさん溶け出すことになり、尿路結石ができやすく なってしまいます。 したがって、高齢者や何かの手術で、長期間横たわった状態を余儀なくされている人を介護するときは、 十分に水分をとること、からだの位置を一定にせず、できるだけ動かすようにすること、といった注意が 必要です。 なお、骨粗鬆症を防ぐためのビタミンDや緑内障の治療薬の一部では、尿路結石ができやすくなる 副作用があります。こうした薬をのむ際にも、十分水分をとることが大事です。 |
| 尿路結石の治療 体外から衝撃波で破砕 痛みが激しいときは、まず鎮痛剤、鎮痙剤で痛みを抑えます。結石の大きさが直径6mm以下の 小さなものの場合は、尿と一緒に自然に体外へ排出される可能性があるので、水分を大量にとって 様子をみます。 自然排出が難しい場合、かつては尿管などを切開して石を取り出していましたが、最近では体外から 衝撃波を送り、石を粉々に砕く体外衝撃波破石術が普及してきました。 ・水の中で砕く 衝撃波を利用した体外衝撃波療法はドイツで開発されたもので、日本では1984年から尿路結石の 治療に対して、本格的に導入されました。現在、全国で約500台の装置が稼動しています。 その後、胆石症の治療にも応用されて使われるようになりました。 患者は水を張った卵形の浴槽の中につかります。からだを固定し、X線などで結石の位置を確認して 狙いを定め、体外から衝撃波を発生させると、水を介して衝撃波が伝わり、結石を粉々に砕きます。 砕かれた結石は、尿路結石でも胆石でも、数ヶ月から1年くらいかけて、自然に体外へ排出される仕組みです。 痛みも全くないのに、結石だけが破砕されるという不思議な治療法ですが、非常に効果が高く、 尿路結石の治療では多くのケースで、この方法がとられるようになりました。また胆石症でも、 胆石溶解療法と併用したりして、治療効果を高める工夫がされています。 この治療法は心筋梗塞など不整脈のある人、出血傾向のある人、極端に肥満している人、妊婦などには 使えませんが、機器は年々進歩しています。最近では、水をゴム袋の中に閉じ込めて、これを患者の からだに密着させ、衝撃波を伝える方法も開発されました。この方法だと患者は水につからなくてもよいので、 より簡単な方法と言えるでしょう。 ・爆薬を仕掛ける 膀胱にできた大きな結石は、体外衝撃波療法がうまく効果を発揮しません。そこで考案されたのが、 結石に爆薬を仕掛け、これを爆発させて結石を粉々にしてしまう方法です。 もちろん、からだの中の石に仕掛けるものですから、爆薬といっても大変小さなものですが、基本原理は 土木工事のときに、硬い岩に爆薬を仕掛けるのと同じことです。 爆薬を結石に張りつける方法のほか、結石が大きい場合には、結石に小さなドリルで穴を開けて、 その穴に爆薬を仕掛けます。穴を開けたり、爆薬を仕掛けたり、爆破したりといった一連の作業は、 すべて内視鏡を見ながら進めます。下半身に麻酔をかけて行いますが、爆破の痛みはまったくありません。 このほか皮膚と腎臓にトンネルをつくり、そこから内視鏡を挿入する経皮的腎砕石術、尿道から尿管へと 内視鏡を挿入する経尿道的尿管砕石術があります。 |
| その他の結石 外科手術で取り除く ・真珠腫 真珠腫性中耳炎という耳の病気があります。中耳の気圧を調整している耳管の働きに障害が起きると、 中耳の気圧が低くなり、鼓膜が中耳側に陥没します。陥没したポケットに皮垢がたまり、タマネギのように 層をなして大きくなったものが真珠腫です。真珠といえば聞こえはいいのですが、性質は悪く、放置すると 周囲を破壊する酵素を出し、中耳を取り巻く骨を破壊してしまいます。 皮垢の周りが腐るため、強い悪臭のある耳だれも出ます。病気が進むと聴力に影響がでるほか、 さらに悪化すると、めまい、顔面神経麻痺、味覚障害、耳痛、頭痛などがみられます。 手術によって真珠腫を完全に取り除き、聴力改善のため鼓室の再建策をとります。 ・唾石 唾液管や唾液腺の中に結石ができる唾石症という病気もあります。唾液腺は舌の下にある顎下腺、 舌下腺と耳の前にある耳下腺から口の中に分泌されています。ここに結石ができると、食事のときに、 強い痛みが突然起こります。手術で唾石を取り除いて治療します。 ・胃石 結石が胃に出来ることもあります。食べ物や何かの拍子に誤って口にした異物に胃液が作用して結石となり 胃の中に長くとどまってしまうものです。胃石がどうしてできるのか、その詳しいプロセスは、 まだわかっていません。構成成分によって、植物胃石と毛髪胃石に分けられています。 症状は上腹部の痛みが最も多く、ほかに悪心、腹部膨満感、食欲不振などです。 診断は胃のX線検査や内視鏡検査で行います。薬で溶かしたり、内視鏡を使って結石を砕く方法もありますが、 外科手術で取り除くのが一般的です。 |
| 予防 食事のバランスに注意 最近はコレステロール結石による胆石症が多くなっています。これは食生活を改善することで、 ある程度予防することが出来ます。 コレステロールを多く含む食品は、卵、ウナギ、レバー、乳製品、油脂、ケーキなどです。一方、 コレステロールの少ない食品は、こんにゃく、のり、昆布、しいたけ、ひじき、ごまなどです。 繊維質の多い野菜をなるべくたくさん食べるように心がけましょう。 肥満気味の人は、コレステロールも高くなっています。食生活の改善や適度な運動を心がけ、 肥満を解消するようにしましょう。肥満は高血圧、高脂血症、糖尿病などさまざまな生活習慣病の 危険因子ですから、肥満解消は胆石症の予防にとどまらず、健康増進に役立ちます。 尿路結石では、約8割近くを占めるのが、カルシウム化合物によるカルシウム結石です。 なかでもシュウ酸と結びついたシュウ酸カルシウム結石が一番多くみられます。 シュウ酸はほうれん草など緑黄色野菜に、カルシウムは牛乳、ヨーグルトなどの乳製品に多く含まれて います。尿路結石でカルシウム結石が見つかった人、一度カルシウム結石を治療したことのある人などは、 これらの食品を一度にたくさん食べないように注意しましょう。 |
| 合併症 感染症に注意 ・胆道感染症 胆石が胆のう管につまると胆汁の流れが悪くなり、腸管内の細菌が逆行して胆道に入り込み、 感染症を引き起こします。これが急性胆のう炎で、みずおちや右上腹部に痛みを感じ、寒気、震え、吐気、 高熱などを伴って突然発病します。胆石を治療で取り去れば治ります。 胆石が胆管につまった場合は、急性胆管炎を引き起こします。急性胆のう炎の症状に加えて、黄疸が みられるのが特徴です。胆管炎の場所から細菌が血液中に流れ出ると、急性閉塞性化膿性胆管炎を 起こします。この病気になると、胆道にゴム管を入れて胆汁を外に出す”胆管ドレナージ”という 緊急処置をしないといけません。 ・胆のう摘出後症候群 胆石症の治療のため、胆のう摘出術により胆のうを取り去った後に現れる後遺症を総称して 胆のう摘出後症候群といいます。小さな胆石を見落とし、胆石を取り残してしまうことによって起こります。 上腹部や背中の痛み、発熱、黄疸などが現れるほか、腹部の不快感、圧迫感、鈍痛、下痢、便秘、悪心、 嘔吐といった消化器系疾患の症状を伴うことがあります。取り残した胆石を取り除くことが必要です。 ・急性膵炎 胆汁の通り道である胆道は、膵臓でつくられる膵液の通り道である膵管と合流し、共通の管となって 十二指腸につながっています。この共通の管の部分に胆石がつまると、いったん胆汁と混ざって働きが 強くなった膵液が逆流し、膵臓自体を消化しようとして、ためてしまいます。 自ら分泌した液によって自らが傷つくという、おかしなことになるのです。 急性膵炎になると、みずおちに強烈な痛みを感じます。絶食して安静にし、点滴によって水分と栄養を 補給しなければなりません。鎮痛薬のほか、膵液が膵臓をいためるのを防ぐための抗酵素薬、 二次感染を防ぐ抗生物質などの薬物療法を行います。早期に発見して治療を開始すれば治る病気ですが、 重症になると死亡率が高くなるこわい病気でもあります。 ・慢性膵炎 さまざまな原因で膵臓がいたみ、線維化して硬くなると、膵臓の働きが悪くなってしまいます。これが 慢性膵炎で、拡張した膵管の中に、主にたんぱく質からなる凝集物ができやすくなります。 ここにカルシウムが沈着すると膵石とよばれる結石ができます。慢性膵炎に膵石が伴ったものを 膵石症といいます。 はじめは急性膵炎と同じように上腹部の激しい痛みがありますが、病気が進行すると逆に痛みは軽く なります。そのまま放置すると、食物の消化・吸収が悪くなったり、糖尿病を引き起こしたりします。 アルコールのとりすぎなど、原因を取り除くことが第一です。 ・水腎症 腎臓に結石ができると、尿がうまく流れなくなって逆流し、尿が腎盂にたまってしまい、腎臓の機能が 低下します。これが水腎症で、尿路結石を取り除く治療をすれば治ります。 |
| まとめ 食品に気を配って予防を からだの中に結石があると、生命活動を営むために必要な分泌物の流れを阻害したり、逆流させたりして、 痛みなどの症状を伴ったさまざまな病気を引き起こします。食生活に気を配り、石が出来ないようにすることが 第一です。 また一度結石が出来た人は、再発する可能性があるので、食生活はもちろんのこと、生活全般に気を つけて予防しなければいけません。 以前は結石を取り去るために手術を行うのが普通でしたが、最近は内視鏡や、体外から衝撃波を送り 結石を砕くなど、新しい技術が次々に開発されたため、治療はずいぶん楽になりました。ただし、結石が あると感染症などを合併することが少なくないので、疑わしい症状がある時は、すぐに医師の診察を 受けるようにしてください。 |